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2010年02月04日

読書のすすめ:その3 【芥川龍之介】

僕の大好きな小説家、芥川龍之介。

特に「地獄変」や「杜子春」を中学の時
初めて読んで、
その話の強烈な印象が暫く頭から離れず
頭がフラフラしていたのを思い出します。

日本の紙幣で顔がのるのに相応しい人ですが
いかんせん、自殺した人は無理らしいです。

と言うのも、芥川龍之介は
間違いなく日本の文学史の中でも
天才中の天才です。

分かり易く頭にスーっと入ってくる文章や
細かい心理描写とか、

読んでいて
難しい事を書いているのにどんどん頭に
入ってくる感じや無駄のない文章に圧倒される・・・

そんな感じです。

もともと童話や寓話を元に、それを新しい
解釈で小説にした物が多いですが、こう言った
古い物語の登場人物が今の時代に蘇っている、
そんな印象を受けます。

芥川龍之介に関するWEBリンク
"名句名言の裏は?"

作品の朗読を聴く場合

「蜘蛛の糸」


「鼻」


人間の愚かさや滑稽さががリアルに描かれていて
文章もかっこいい。

感動ものです。



書籍紹介


総項目数950以上。芥川の全作品・周辺・研究史のすべてを
網羅した総合事典。項目篇と作品篇のほか、芥川をモデルと
した文学作品や、芥川研究に関する文献目録も収録。

作品↓



posted by あきらん at 00:10| 熊本 ☀| Comment(0) | 天才達の本を紹介/My Favorite Books | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月16日

読書のすすめ:その2【リルケの詩集】

皆さんは「レナードの朝」(Awakening)と言う映画を
ご存知でしょうか?

実話を元にした映画で

慢性脳性疾患の為、
目は開いているのに
意識は無く体が止まった状態、
つまり昏睡状態になる、
いわゆる「眠り病」の患者と
それを治療しようとする医師の
物語(詳細はこちら様から)

中心となって描かれている患者、
レナードは小さい頃から
勉強の出来る頭の良い子だった。
しかし徐々に原因不明のけいれんに
襲われ始め、学校に行く事も出来ず
読書だけが彼の出来る唯一の事となった。
ついに20歳の頃から体は全く動かなくなり
起きている時、目は開いているが
話しかけても反応は無く
30年間もの間この病気で眠り続けている。

周りの医師は彼に意識はなく
完全に眠っていると主張するが
Dr.セイヤーは
「彼らには私たちの言葉は聞こえている」
と主張。(名前を呼びかけた時、脳波が
反応していた為)

ある時、セイヤーが文字盤の上にレナードの
指をのせて、その指が何か言葉を綴らないか
と試していた所、

レナードの指が「リルケ 豹」と綴る。

セイヤーがリルケとは一体何なのか
調べた所、ドイツの詩人で「豹」と言う
詩がある事に気が付く・・・

その詩は、パリの動物園で見た
檻の中にいる豹をリルケが
客観的に描写し人間のおかれている状況と
重ね合わせたものだった。

患者のレナードの気持ちがこの詩を通して
鮮烈に伝わってくるシーンがあまりにも
印象的だったので、

僕はこの映画を初めて見た後、
本屋に行ってリルケの詩集を買ったのを
覚えています。

ではご紹介します。


*************************************
Der Panther [豹]

ずっと檻〔おり〕ごしに向こうを
見つづけてきたあまりに、
衰えきってしまったその目ではもう、
何も捉えることができない。

目前には千本の格子が並ぶとも、
千本の向こうには世界はないと変わらない。

しなやかな足腰と、敏捷な足運びで、
なせるかぎり小さくすぼませた環を
なぞってゆく、その様は、
まるでその遠心力のこめた舞踏に、
雄々しい意志が封じこめられたようだ。

ただ、ときたまその瞳が静かに大きく
広がって、そんなある一瞬〔すき〕に、
ひとつの映像がはいりこむ。
それは四肢のしずかな緊張をかけめぐり、
やがて心臓に達し、息絶える。

―『新潮世界文学32 リルケ』
(新潮社、1971年)より― 
*************************************

何と言うか・・・
言葉がここまで心に突き刺さって
広がって行けるんだなと
衝撃を受けてしまいました。

この詩に出てくる「格子」は正に
私たちが見て通り過ぎて行く社会、
他人、そして私たち自身のようです。
そして結局は、それがつかみ所の
ない物のように思えます。

僕は全く涙もろくないですが
この映画はさすがにちょっと・・・
涙ぐんでしまいました。





携帯からは



以下ネタばれ含む

この映画を観ていて
患者のレナードが止まらないけいれんを
抑えようとしながら「これは僕じゃない」
って言っている所や、
そのけいれんしている姿をセイヤーに
カメラに撮ってくれと言う所などは
心動かさずにはいられません・・・

ロバート・デニーロとロビン・ウィリアムズ
の二人のベテラン俳優の演技も見所です。

posted by あきらん at 04:37| 熊本 | Comment(0) | 天才達の本を紹介/My Favorite Books | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月07日

読書のすすめ:その1【異邦人】

「異邦人」・・・

一番好きな小説です。

作者はフランスの小説家アルベール・カミュ

この「異邦人」、
いきなり冒頭の1行目から
「今日、母(ママン)が死んだ」で始まる所が
しびれます。

アルベール・カミュ(生い立ちはこちら様参照)は
イケメン(写真もこちら様から)
で尚かつ超天才(ノーベル文学賞受賞者なので)だと思います。

不条理、不条理また不条理・・・

これを読むと、今自分が生きているこの世界が何なのか
不思議になって来ます。

ああ、何もかも「太陽のせい」だ!!



ここでカミュの本「シーシュポスの神話」に
ついて詳しくご紹介。



携帯からは

異邦人



※※その他のカミュ作品※※

ここでカミュの本「シーシュポスの神話」に
ついて詳しくご紹介。

幸福な死


カリギュラ


最初の人間


反抗の論理


ペスト(上)


ペスト(下)




posted by あきらん at 03:44| 熊本 ☀| Comment(1) | 天才達の本を紹介/My Favorite Books | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月24日

小室直樹氏の書籍

このブログの「〜宗教を分析する〜」で紹介している
小室直樹さんの書籍のご紹介です。
小室さんの簡単なバイオグラフィーです。


小室直樹(こむろ なおき)
昭和7年(1932年)東京生まれ
京都大学理学部数学科卒業後、大阪大学大学院
経済学研究科を経て、フルブライト留学生となり
渡米。
ミシガン大学大学院で計量経済学、マサチュー
セッツ工科大学大学院で理論経済学、ハーバー
ド大学大学院で心理学および社会学を研究。
東京大学大学院法学政治学研究科修了
(東京大学法学博士)。政治学者、
経済学者。

凄すぎる・・・


小室さんは間違いなく、とてつもない天才
だと思う。旧ソ連の崩壊を予測してたし
社会学から数学から宗教学から歴史から・・・
あらゆる学問を本当の意味で自分の
ものにしている、日本人には中々居ない
タイプの方だと思う。

それだけ色々な分野の学問が何か一つの
線で繋げてある内容に圧倒される。

直感と読解力がある程度ある人なら
小室さんの本を読んだ時、完全に
理解しきれなくても衝撃と感動を
覚えると思う。

僕自身、小室さんの本を何冊か
読んだが余りに難しすぎて
きちんと理解出来ている訳ではない。

だけど、説得力やその内容の
奥行きの深さにやられてしまった。

小室さんの本はそこらの学者の
本と読み比べても、余りにも
レベルが違う。

疑う人は1冊でも是非、ちゃんと
読んでみて下さい。

以下、著書の一部です。

「日本人の為の宗教原論」徳間書店


この本には世界の有名な宗教の歴史や概要が事細かに書かれています。
著者の小室さんの尋常ではない知識量と、それに裏打ちされた説得力・・・
宗教を知るには持ってこいの1冊。



「日本国民に告ぐ」ワック出版


今どれだけ日本が危機的状況なのか広い視点で語られています。
「日本には既に原論の自由がなくなっている、すでにファシズムが
始まっている」等の部分は読んでいてどうにかしたいと言う気持ち
にさせられます。日本人は「正しさ」を求める民族ではなく
「空気」が全てなのだと言う部分は実際に自分も肌で感じます。。



「人には何故教育が必要なのか」総合法令


国を作る→人を作る基本になる「教育」。これが駄目になる事は
国を滅ぼす事になる・・・
しかし日本の教育はまちがった方向へ邁進中。
官僚が求める社会的要請によってもたらされる
史上最悪地獄の制度「受験制度」。如何に受験制度が
国を滅ぼすかが分かりますね。



「数学嫌いな人の為の数学」


書いてある内容は非常に難しいと思います。
しかし数学がどれほど強力な学問なのか
これを読む事で貴方は思い知らされるでしょう。


これ以外のお勧め


携帯からは










posted by あきらん at 01:49| 熊本 | Comment(0) | 天才達の本を紹介/My Favorite Books | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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